HB(ホームベーカリー)とオーブンでつくる桜あんのちぎりパン

春、桜の季節です。「さくらの葉パウダー(パイオニア企画)」と,お祝いの席で縁起物として飲まれる桜湯に使う「桜の花の塩漬け」の両方を使って、あんこ入りのちぎりパンを作りました。葉の粉末は皮に練り込みましたが、花は直接加熱しないほうが色や香りが生きると思い、餡に入れました。
ドライイーストのような使い方をする天然酵母「風と光」を使いましたので、パンの皮はしっとりとして、まるで蒸しパンのような食感です。
とても香り豊かなちぎりパンになりました。

さくらの葉の粉末 さくら花の塩漬け

材料

1.強力粉 SHOWA280g , スキムミルク大スプーン1杯 , 砂糖大スプーン2杯 ,
塩小スプーン1/2杯(減塩です、葉の粉末と花に塩分がありますので控えました)
コンデンスミルク10g(オイルやバターの替り、低カロリーです)
天然酵母「風と光」1と1/2袋、水180cc,桜の葉の粉末 大さじ1杯位、

2.白インゲンの水煮缶2/3缶(200g位)、砂糖大さじ2杯位、桜の花の塩漬け6個位

作り方

1.天然酵母「風と光」はイースト容器に入れます。材料2以外はパンケースにいれ、生地コースで作り始めます。

2.桜あんこを作ります。インゲン豆の水分を切り、砂糖大さじ2杯位(量はお好みで、私は甘さ控えめにして、葉っぱや花の塩味を生かすようにしてみました)を混ぜてブレンダーにかけてから加熱して、あんこにします。水分は少ないほうが良いです。
桜の花を水につけて塩分を抜きます。結構塩が効いているので味見しながら塩分を調節してください。それをみじん切りにしてあんこに混ぜておきます。

材料 白インゲンの缶詰 桜あんこ

3.生地つくり完了の合図がしたら、打ち粉をしたまな板などに取り出します。丁寧に作るのなら、そのまま布巾をかけて10分程度休ませますが、私はすぐに適当な数に分けて成形します。

成形

4.成型したパンをオーブン皿に並べて40分ほど発酵させます。私はオーブンの発酵機能を使いました。それ以外の方法なら30度くらいの温度で発酵させます。2倍ほどの大きさに膨らむのが理想ですが、この天然酵母の生地の膨らみ方はドライイーストより少な目です。左が発酵前、右が発酵後。 発酵前 発酵後

5.発酵が終わったら、オーブンを180度ぐらいに予熱して、15分前後焼きます。時間はオーブンによっても違うと思いますので調節してください。

桜あんこのちぎりパン 桜あんこのちぎりパン

ほんのりと薄緑の柔らかくて、香りの良いパンができました。友人たちも、とても気に入ってくれ、何度でも作りたいパンになりました。

ポイント
1.あんこは桜の香りを引き立たせるために白餡にしました。市販の好みのあんこを使ってもよいでしょう。
2.水と塩の替りに、桜の花の塩抜きに使った水を使ってもよいと思います。この水に溶けだした桜の風味を生かすことができます。この場合は全体の塩分量に注意してください。
3.天然酵母「風と光」はドライイーストより、しっとりと柔らかく生地が仕上がりますので、加える水は、少な目が良いでしょう。このレシピは180㏄にしてありますが、190㏄の時は柔らかくて扱いにくかったです。

ホームベーカリーPanasonic, SD-BM103、スプーンは付属のもの、さじは市販の計量スプーンのことです。