風と光 有機穀物で作った天然酵母(ドライイースト)

風と光 有機穀物で作った天然酵母ドライイーストの使い方

風と光天然酵母は 自然食品とオーガニックの、風と光(The Wind and Light)という会社が扱っている天然酵母(ドライイーストタイプ)です。製造はドイツ・アグラーノ社です。

風と光社のホームページには、以下のように書かれています。

酵母を有機穀物で作った糖分を栄養源にして、オーガニックの栄養素で育てたドライイーストタイプの天然酵母で、エコサート有機認証団体認証/LAS有機認証品を受けている。

原料はすべて有機穀物で遺伝子組換には無縁。廃糖蜜や化学薬品等は一切使用せず、イーストが大量生産される前の時代の、素朴な原料と方法によって作られた天然酵母です。

風と光天然酵母風と光天然酵母

有機穀物で作った天然酵母・ドライイーストタイプ・1斤使い切りタイプの使い方

1, ホームベーカリーでパンを焼く時には、通常のドライイーストと同じ使い方です。ホームベーカリーの自動コースを使うときにはイーストポケットに入れるだけです。HB(ホームベーカリー)を使わず手ごねで作るときは、この有機天然酵母を直接、小麦粉に混ぜて使います。

ホシノの天然酵母や白神こだま天然酵母(ドライGではないもの)は、酵母をぬるま湯などに溶かして 生種作りという工程がありますが、この風と光社の天然酵母はその必要はありません。むしろ水に溶いてはいけません。

2, 通常のパンには、1斤でドライイースト1袋を使います。ただし、全粒粉や雑穀を使う場合や菓子パンの場合は約2倍(2袋)を使います。天然酵母ではないドライイーストを使う場合でも、全粒粉や雑穀を混ぜるとパンの膨らみは少なくなりますから、この天然酵母の使用量が増えるのは、仕方がないことだと思います。

3, 保存方法 冷暗所で保存し冷凍保存はしない。使いかけは冷蔵庫に保管し早めに使い切ります。

4.この酵母を使った生地は柔らかめになります。成形パンを作るときは、水分を心持ち少なめにすると扱いやすくなります。

風と光 天然酵母を使って焼いたパン

風と光天然酵母のパン

ホームベーカリーPanasonic, SD-BM103のドライイーストコース・食パン・焼き色標準で焼いたパンの写真です。材料は基本の分量です。強力粉280g、砂糖大スプーン2杯、スキムミルク大スプーン1杯、バター10g、塩は減塩で、小スプーン3/4杯、冷水200cc、そして、風と光 有機天然酵母3g入りを1袋です。 

焼きあがった第1印象は、高級な小麦粉を使わなかった割には、膨らんだなということです。天然酵母のパンはだいたい膨らみが少ないのですが、これはさほどではありませんでした。

パンの肌理(きめ)は一部粗いところもありますが、全体としては細かく、柔らかくできました。

そして、おいしかった。
他社の天然酵母のような天然酵母独特の天然酵母臭も少なく、カメリアなどのドライイースト臭も少なく、癖のない味です
また不思議ですが、スキムミルクの使用量も多くないのに、クリーミーに感じました。もっちりしていて、ほのかな甘みのある、優しい味です。

初めての酵母ですから、ほかの家庭でも試用しましたが、その家庭では2人の子供たちがとても気に入って、1斤のパンを2日で完食したそうです。

私はとても気に入りました。この風と光社の有機天然酵母ならば、いろんな具材を混ぜて作るアレンジパンでも、その風味を活かして作ることができると思います。価格は3g入り10袋で600円弱です。スーパーマーケット 成城石井などで扱っています。