HB(ホームベーカリー)でつくる金柑(きんかん)食パン

金柑のシロップ煮を入れた食パンを作りました。ほんの少しほろ苦みがある甘酸っぱさがあって、とても美味しいパンになりました。金柑はビタミンが豊富なので風邪の予防や咳、のどの痛みの解消に役立ちます
庭に金柑があって毎年実をつけるので、生で食べられない分を砂糖で煮ておいたものです。 実をつけるようになっても、なかなか甘くおいしくはなりませんでした。使い終わったてんぷら油を木の根元にまくようになってから、甘くなりました。肥料の油粕をやるようなものですね。
写真は、だいたい15個分の皮部分で100g位です。金柑を丸ごと煮ましたので、種を取るために実の部分を外しました。

金柑シロップ煮

材料

日清強力粉280g, スキムミルク大スプーン1杯
砂糖(粗製糖)大スプーン2杯(金柑に甘味があるので砂糖は大スプーン1杯でもOK),
金柑のシロップ煮皮部分100g位、
コンデンスミルク 大スプーン1杯(オイルの替りに使うと半分ほどのカロリーカットになります)
塩 小スプーン3/4、 水200cc(金柑のシロップ煮の水分が多いようでしたら、水は少なめにします。)
ドライイースト 小スプーン1杯

作り方

1,イーストはイースト容器に、金柑の種部分を取り、粗いみじん切りにし、他の材料とともにパンケースに入れます。
2,ドライイーストコース、ソフト食パンコース、焼き色薄目で焼きます。

金柑食パン

金柑の栄養

きんかんは皮の部分の栄養が多い珍しい果物です。未成熟のきんかんの皮は苦味が強いですが、完熟したものは苦味が少なくなり、香りがよく酸味と甘みがバランスよくてとても美味しいです。ビタミンCやカルシウムが豊富に含まれています。実にもビタミンA,ビタミンB、カリウムが含まれています。

金柑はビタミンが豊富なので風邪の予防や咳、のどの痛みの解消に役立ちます。砂糖煮の金柑を数個そのまま食べたり、暑いお湯を注いで飲んだりすれば体が温まります。

金柑のシロップ煮、砂糖煮の作り方
1.金柑は洗って皮に切れ目を入れます。煮ているうちに、実が膨らんではぜるのを防ぐためです。
面倒でなければ半分に切って、種をつまようじなどではじき出します。
2. 1.2度茹でだします。鍋にたっぷりの水と金柑を入れて煮立て、沸騰したらお湯を捨てます。皮の苦味を調整するためです。苦いのが苦手な人は好みになるまで、数回茹でこぼします。
3. あらためて鍋に金柑とヒタヒタの水を入れて、金柑の重量の1から1.5倍程度の砂糖を加えて煮詰めます。砂糖の分量は少なめから始めて好みの甘さにしてください。長期間保存するなら砂糖は多めにするか、冷凍保存が良いでしょう。

ホームベーカリーPanasonic, SD-BM103、スプーンは付属のもの、さじは市販の計量スプーンのことです。